白河の関
勿来の関、念珠の関とともに奥州三古関の一つに数えられる白河の関。蝦夷の南下を防ぐ砦として5世紀頃に設置されましたが、やがてその機能は失われ、廃関となってからは、風流人たちの浪漫を誘う歌枕の関としてふたたび知られるようになりました。
現在はうっそうとした木々に囲まれ、現代の風流人たちの吟行の地として人気を集めています。
小峰城
奥州関門の名城とうたわれた小峰城は、結城親朝が1340年に小峰が丘に城をかまえたのがはじまりで、江戸時代の初代藩主・丹波永重公が4年の歳月を費やして完成(1632年)させた梯郭敷きの平山城です。
以後、松平定信公をはじめ7家21代の大名が居城しましたが、1868年に戊辰の役で焼失。平成3年に三十櫓、平成6年に前御門が史実に基づき忠実に復元されました。
復元に使用された杉材は戊辰の役の激戦地・稲荷山のもので、床板や柱には当時の弾痕がそのまま残っています。
南湖公園
名君として知られる白河藩主松平定信公が1810年、水利開発と貧困救済を兼ねて築造した回遊式自然庭園で、「南湖」という名は「城の南の湖」という意味と李白の詩句「南湖秋水夜無煙」から命名したと伝えられています。
また、湖畔には松屋吉野桜、嵐山の楓などが移植され、士農工商の身分制度が厳しい時代にあって”四民共楽の地”として庶民に解放。日本最古の公園として有名です。
春の桜、夏のボート遊び、秋の紅葉、冬の雪景色・・・と四季折々に私たちを楽しませてくれるその美しい景観は、国指定の史跡名勝であり、県立自然公園に指定されています。




